
キャンプに行くと、家族でBBQを楽しんで、焚き火を囲んで仲間と語り合う。
夜が更けて、時間がもったいないけど、明日に備えてみんな寝袋で就寝。
しかし、次の日、腰が痛い。
思いのほか冷えて何回か目がさめた。
そんな経験ないですか?
そんなシーンに役立つのが、「コット」です。
コットとは、簡易式のベッドです。
地面から距離ができるので、固くデコボコな地面や地面からの冷気などの影響を受けず屋外でも快適な睡眠がとれます。
しかも、ベッドだけでなく荷物置きやベンチとして利用できます。
車中泊でもコットを使う人もたくさんいます。
キャンプだけでなく、コットを部屋で使うことでおしゃれにアウトドアテイストな部屋にアレンジできます。
いざ、選ぼうと思っても、種類はたくさん。
自分のスタイルにあったアイテムを見つけるのは難しいですよね。
初心者の方でもコットの選ぶポイントとオススメのコットを紹介します。
ハイorローであなたのスタイルが見えてくる
コットを見て、違いが目立つのが高さです。
類としては、ローコットとハイコットに分かれます。
20センチから30センチがローコット。
40センチ前後がハイコット。
このわずかな差があなたのキャンプシーンを大きく変わります。
ローコットの特徴は、安定感があるので、子供が使っても安心です。
天井との距離があるので開放感もあり、テント内に置いた時はスマートに見えます。
寝たままでモノが取れるにもメリットです。
ただし、地面との距離が近い分冷気の影響は多少受けやすいです。
Hilander(ハイランダー) 軽量アルミローコット
組み立ての際に少し場所が必要になります。
2人用テント内では外での組み立てが無難です。
簡単な組み立て式なので、初心者にオススメのローコットです。
価格もお手頃です。
収納はコンパクトにできるのでツーリングキャンプやソロキャンプに向いてます。
●サイズ:長さ 約188cm×幅 約68cm×高さ 約16cm
●収納サイズ:直径 約14cm×長さ 約55cm
●重さ:約2kg
●ポール素材:アルミニウム
●生地素材:ポリエステル
●耐荷重:80kg
●調査時価格:約1万円
Helinox(ヘリノックス) HN.ライトコット
脚を取り付ける時、慣れないとチカラが必要になります。
ヘリノックスのコット・シリーズの中で最軽量を実現したモデルです。
そして、収納もコンパクトなので登山泊にもオススメです。
実は軽さだけでなく120㎏にも耐える強度があるので安心して利用できます。
●サイズ:60×185×13cm(幅×奥行き×高さ)
●収納サイズ:53×13×13cm
●重量:1.2kg
●耐荷重:120kg
●調査時価格:約3万円
ハイコットは高さがある分、天井の低いテントには、天井との距離が近くなるため圧迫感を感じます。
重量に関してもローコットよりもあるためオートキャンプ向きになります。
下に荷物を置けるので荷物が多い人向きです。
ベッドのほかにベンチや荷物置きにも使えます。
コールマン(Coleman) コット トレイルヘッドコット
スチール製がゆえに重量が約9㎏あるのがデメリットですがオートキャンプなら問題ありません。
老舗のキャンプメーカーのコールマンのコットなので寝心地はピカイチです。
ゆったりサイズで丈夫なスチール製なので長く使えます。
価格もお手頃価格なのでオススメです。
●使用時サイズ:約190×87×40(h)cm
●収納時サイズ:約14×18×93(h)cm
●重量:約9kg
●材質:シート/ポリエステル フレーム/スチール
●耐荷重:約80kg(コット)/約70kg×2(ベンチ)
●調査時価格:約7千円
North Eagle(ノースイーグル) ベッド アルミGIベットⅡ NE361
見た目は少し頼りなく感じてしまいます。
女性でも簡単に組み立てができるベルクロ方式。
フレームもアルミ製で軽量です。
お値段もお手頃なので、初心者の方にはオススメです。
●商品サイズ:1900×660×420cm
●商品重量:約5.9kg
●素材:シート/ポリエステル、フレーム/アルミ
●収納サイズ:約94×20×10cm
●調査時価格:約6千円
初心者は有名ブランドの安価なモノから
高さのイメージができたら、次はお値段です。
お値段にも正直、幅はあり、お手頃なのは2千円からあり、有名ブランドの高級品になると、5万円以上のモノもあります。
個人的な意見としては、そこまで高価なモノに魅力を感じませんが、高価なモノほど軽量でコンパクトになるイメージはあります。
例えば、キャンプ初心者でオートキャンプの予定をしているなら、そこまで、軽量やコンパクトにこだわらくても良いです。
はじめは、手頃なお値段でスペックも多少劣ってるコットを購入するのがオススメです。
DOD(ディーオーディー) バッグインベッド
パーツの組み立てに時間がかかるのがデメリットに感じますが慣れれば、時間も短くなります。
お値段が9千円台とお求めやすいです。
また、2.4㎏と軽量で持ち運びに便利です。
ザックキャンプやツーリングキャンプにも持って行けます。
●商品サイズ:約W1830×D720×H155mm
●商品重量:約2.3kg
●素材:フレーム アルミニウム、生地 ポリステル
●収納サイズ:約W510×D130×H160mm
●調査時価格:約9千円
ロゴス(LOGOS) neos コンパクトキャンプベッド
ロゴスからもお手頃価格のコットが出てます。
組み立てにくさは在るものの、寝心地や強度を考えると充分なコットです。
お値段はお手頃の6千円台です。
小さくコンパクトになるのが特徴です。
●利用時:幅約183.0×奥行約56.0×高さ約21.0
●収納時:幅約64.5×奥行約8.0×高さ約18.0
●商品重量:約3.4kg
●材質:フレーム/スチール、生地/ポリエステル
●耐荷重目安(静止荷重):約80kg
●調査時価格:約6千円
重量と値段は少し重いが、組み立てはやさしさ重視
コットは部品は多くて組み立てが難しいモノもあります。
座面をピンとテンションかける必要もあります。
組み立てやすさも重要なポイントです。
脚と本体が別々のモノや広げるだけのワンタッチのモノなど組み立て方はその製品によってバラバラです。
テントやタープの組み立てに慣れてる人は大丈夫かと思いますが慣れてない人はワンタッチ式が便利です。
ただ、組み立てやすさによって、収納時のサイズが変わってくるのでサイズと組み立てやすさの両面を考えて選びましょう。
Byer of Maine(バイヤーオブメイン) 折りたたみ式ベッド イージー コット
重量が少し重い。
縮小時デカイ。
広げる時も更に重さを感じます。
ただ、コットでは信じられないほど組み立てが簡単。
袋から出して開くだけで利用可能。
当然、収納も簡単です。
寝心地もハンモック以上の安定感。
ただ、お値段が約1万8千円台なので、もう少し安ければ。
との意見もあります。
●利用時:約198×79×46cm
●収納時:約98×17×17cm
●商品重量:約11kg
●材質:フレーム/スチール・アルミニウム、生地/ポリエステル
●耐荷制限:150kg
●調査時価格:約1万8千円
LOGOS キャンプ ベッド グランベーシック EZアッセムコット
重量が約7㎏以上あり、なかなかの重量です。
錆びに強いステンレス部品を使っているため、重量が約7㎏以上あります。
組み立てはEZハンドルシステムで組み立てが簡単でラクラクになっています。
また、横幅が広いため寝心地もゆったりです。
お値段が1万8千円台とします。
●利用時:約190×76×40cm
●収納時:約92×20×12.5cm
●商品重量:約7.2 Kg
●材質:フレーム/アルミニウム、生地/ポリエステル
●耐荷制限:120kg
●調査時価格:約1万8千円
やはり楽を取る分、価格に反映するかもしれません。
少しのオーバースペックなら軽量・コンパクトでも
テントの内外でコットを使用することを考えているなら、スペックの軽量やコンパクトも押さえるポイントです。
コットを頻繁に動かすときは、軽量性ははずせません。
ソロキャンプの方はコンパクト性を重要視するのも当然です。
ただし、オートキャンプで利用する場合は軽量やコンパクトは、あまり必要ないかと思います。
とくに、軽量を求めると、思いのほか値段が高くなるのも事実です。
自分のキャンプシーンをイメージしないとオーバースペックになってしまい後悔してしまいますので注意しましょう。
THERMAREST(サーマレスト) アウトドア用ベッド ラグジュアリーライト ウルトラライトコット
業界最軽量の代名詞と言われる、ラグジュアリーライト ウルトラライトコット。
組み立ては多少慣れが必要ですが、1~2回組み立てればほぼ要領は得ます。
重量はなんと、1.36㎏。この軽さは驚きです。
また、脚部の三日月型も目を引きます。
●利用時:約66×196cm
●収納時:約:43×13cm
●商品重量:1361g
●材質:PVCメッシュアルミ、プラスチック
●耐荷制限:約147kg
●調査時価格:約3万円
KingCamp キャンプコット
こちらも総重量2㎏と超軽量。
ただ、脚を組み立てるのにコツが必要になります。
デザイン大賞を2017年に受賞しています。
デザインだけでなく耐久性にも定評があり、7075航空アルミはアルミニウムの中で最も耐久力が強いです。
お値段は軽量コットではありえないお値段です。
●利用時:長さ190×幅64×高さ12cm
●収納時:約直径13×36cm
●商品重量:約2.2kg
●材質:特殊7075航空アルミニウム
●耐荷制限:約120 kg
●調査時価格:約1万円
まとめ
ハイorローであなたのスタイルが見えてくる
コットにはローコットとハイコットがあります。
スタイルを重視したいなら、ローコット。
機能性ならハイコット。
私は、オートキャンプが多いのでハイコットを使ってます。
初心者は有名ブランドの安価なモノから
コットの価格は高価なモノから安価なモノまで様々です。
当然、高価なモノはそれなりのスペックですが、オートキャンプでしたら、多少、かさばったとしても大丈夫かと。
重量と値段は少し重いが、組み立てはやさしさ重視
組み立て方はコットによってバラバラです。
慣れてない方や女性の方にはワンタッチ式がオススメです。
また、楽に組み立てられるモノは収納時のサイズにも注意しましょう。
少しのオーバースペックなら軽量・コンパクトでも
軽量でコンパクトなコットも当然あります。
特にソロキャンプ向きです。
ただ、軽量でコンパクトのモノは、正直、お値段が…。
お財布の許す範囲で選んでください。
キャンプでの就寝にコットは必ず必要というわけではありません。
マットや寝袋があれば、とりあえずは寝れます。
しかし、寒暖の差や地面の固さに悩むこともありませんし、身体をゆっくり休めたり、睡眠環境がとてもよくなります。
絶対快適主義で自分に合うコットを探してください。
必ず見つかります。