
キャンプは普段の生活を野外に変えて、いつもと違った生活を楽しめる絶好の遊びですが、中でも、自然の中で味わうことのできるランチやディナーは、絶対に外せない楽しみの一つです。そして、食べるための調理は大事な作業。
調理をする上では無くてはならない大切なツールといえば「まな板」です。
キャンプサイトに到着して忘れてしまっては、かなり困りますね。
使い心地の良い「まな板」は、それだけで手早く段取りができ、料理の味はもちろん、見た目の仕上がりにも、大きな差が出る大事なアイテムです。
ひと事で「まな板」と言っても色々な物が出回っているので、その中から選ぶのは大変です。
そこで今回はキャンプの調理には無くてはならない、「まな板」を上手に選ぶためのポイント5選をお教えします。
1.コンパクトより大きめサイズの「まな板」 !

毎日のように、まな板を使っていればわかりますが、まな板の使いやすさを追求するとコンパクトなサイズより大きめのサイズにたどり着きます。
まな板の上で切る食材には様々な種類がありますが、キャンプでコンパクトなサイズだと、切るたびに、いちいちコッフェルや皿に移さなければいけません。
そして、それらをおく場所もだんだん減っていき、気が付くとせまい作業台とテーブルを行ったり来たり、これでは作業がはかどりません。
切る材料を1メニューごとに「まな板」の上で寄せておき、切り終われば全部まとめてコッフェルに入れて、そのままフライパンや鍋に入れる事ができます。
大きな「まな板」だと重くて、フライパンやお鍋にそのまま入れると言うのは中々できませんね。
でも、コッフェルや皿にまとめて移しておいて、調理する時に入れると効率も良くはかどります。
それに一作業が終われば一片づけもできて使うコッフェルも少なくてすみます。
なんと言っても手数が少ないので、疲れにくいです。
2.「まな板」の工夫された作りに注目!
「まな板」の工夫された作りには、ぜひ注目してもらいたいところです。
目立つところや細かい部分に工夫がされている「まな板」は豊富にあるので 「まな板」が持つ機能(きのう)とキャンパーそれぞれのスタイルに合うまな板が見つかればもう手放せなくなります。
持ち手がついた「まな板」
刃物の切れ味を長持ちさせて手に負担を掛けたくないのであれば木製を選ぶべきですが、「重いのがちょっと気になる」という方には持ち手が付いた「まな板」があります。
作業台からちょっと退けたいときはフックに掛けることもできて便利です。
折り畳み可能な紐でつないだ「まな板」
数枚の板がひもやケーブルでつながれていて、広げるとまな板になり、使わないときはコンパクトに折りたたむことができます。
持ち運ぶこともでき、小さくできて便利な「まな板」で材料は木製が多いようです。
二つ折り可能なセット収納「まな板」
大きく使ってコンパクトに折りたためる「まな板」もあります。
しかも中には包丁や缶切りまで入れることができるものまで、キッチン用品は小物が多いので、よく忘れる事がありますね。
キャンプサイトに到着して、いざ調理を始めようとすると包丁や缶切りを忘れていたなんて、考えただけでもゾッとしますね。
忘れ物をした時点で買い出し確定です(笑) これがデイキャンプだと無駄な事に時間をかけることになり、 楽しむ時間が減って、もったいないですね。
肉切り用カットボード
表面に浅いみぞが入っていて、肉をカットする時など肉汁をこぼすことなく、みぞに逃がしてくれます。
作業台が汚れるのを防いでくれるので、次の作業をする時などは助かりますね。
それに小さいサイズが多いので、大きいサイズのまな板と使い分けするのも良いです。
3.「まな板」の材質を知ろう!

まな板には色々な材質があり、それを知るのは大切な事です。
その性質を知れば自分の欲しい一品を見つけるのに役に立ちます。
かたい物もあればやわらかい物もあり、重い物や軽い物、そして収納のしやすさやメンテナンスのしやすさなどを知る事ができます。
自分で使いやすく手を加えたいのなら加工しやすい木製を選ぶなど材質を知るのは大切なことです。
「木製」
木製の「まな板」は重さが丁度良く滑りにくいのでカットしやすいです。
そして実は木製のまな板の方がプラスチックのまな板よりも、包丁などの刃への負担が少ないんですよ。
包丁やナイフの刃も痛みにくいのでキャンプで使う包丁やナイフの切れ味が長持ちするのはうれしいことです。
安い包丁だと切れ味が落ちやすいので、木製の「まな板」であれば研ぐ回数が少なくて手間もかかりません。
それから、木が持つ繊維(せんい)のおかげで、刃当たりが良く長時間使っていても手首へのふたんも少ないので、キャンプで多人数分をカットする時などはかなり助かりますね。
アカシア材
木目がとてもきれいです。
濃淡色なら肉を乗せると見た目も引き立ちます。調理後におしゃれな木目の上に乗せた一品を写真に撮っておけば、見映えも良いです。
オリーブ材
木材自体に抗菌性(こうきんせい)のある性質を持っています。
脂分が多く水はけが良いです、自然乾燥で7,8年寝かせて加工される高級木材ですが、長く使うならオススメの一品です。
ラバー材
はじめは白っぽい木肌が使い込むごとに色合いが変わってきます、軽くて柔らかい材質なので刃こぼれしにくく、まな板の素材では安価なので最初に選ぶのに丁度良い一枚でしょう。
プラスチック製
木製のものと比べるとお値段が安く、カラーバリエーションが色々あって選ぶ楽しみもあります。
水はけがよく乾きが早いのでカビが生えにくいのが良いですね、漂白剤(ひょうはくざい)での洗浄も可能なのでキャンプ後のメンテナンス時には清潔にできます。
シリコンゴム製
滑りにくいので使いやすいです。やわらかく折り曲げやすいので、片づけるのに便利ですね。
4.「まな板」のお手入れの方法と注意点
キャンプが終われば、一度使った「まな板」は必ずお手入れをしてなおします。
これをしないと菌が発生して食中毒の危険性が増え、タイミングが悪いと命に係わる危険な事にもなりかねません。
それから、材質に合わせたお手入れの方法をしなければ、最悪お気に入りの「まな板」が使い物にならなくなることもあります。
干す
木製の「まな板」なら洗った後は、板の目が縦(たて)になるように陰干しにしましょう。
直射日光に放置すると、まな板中の水分が抜けきってしまい反り返ります。
特に折りたたみ式だと留め金が止まらないくらい反ってしまい、無理やり閉じると割れることがあります。
消毒
木製、プラスチック、シリコンゴム製のまな板は表面の傷に食材が入り込みそこからカビが発生するので、生肉・生魚を切ったあとは、必ず洗剤で洗います。
木製の場合は必ず熱湯を回すようにかけて殺菌します。
キャンプの炊事場(すいじば)が人でたくさんになる事も多いので自宅で帰ってからやっても十分です。
黒ずみ・カビ防止のためにやること
木製:キッチンペーパーにオリーブオイルを付けながら、「まな板」の角は特に重点的に全体にも塗りましょう。
最後は余分なオイルをふき取って陰干しします。
きれいに使っていても長く使っていると黒ずみやカビが目立つようになってきます。そういう時はあわてずに重曹(じゅうそう)やクレンザーを使って、たわしでゴシゴシこすってみましょう。
変色の原因にもなるので、なるべく短時間で終わらせましょう。
中々取れない場合は、ヤスリやサンドペーパを使えば取れることがあります。
カビが中まで浸透している場合はカンナで削るしかないので専門の業者さんにお願いしたほうが早いす。
プラスチィック、シリコンゴム:漂白剤につけ置きするのが一般的です。
シリコンゴムは静電気が発生しやすいので表面に様々な埃がつきやすいので使う前には必ず洗うように心がけてください。
プラスチックは汚れがひどいときは研磨剤(けんまざい)を使うと良いでしょう。
ホームセンターでは「まな板けずり」として販売されている事が多いようです。
重曹
クレンザー
まな板削り
5.まな板の寿命は?
キャンプで普通に使用して、お手入れもキチンとした場合でも、まな板の寿命(じゅみょう)は当然材質によって違います。
少々高価でもロングコスト的にみると木製を選んだほうが良いのかそれともプラスチックなのか知っておくと便利ですね。
「木製」の寿命は6~7年 買い換えの目安:包丁が良く当たる部分だけがすり減り食材が切りにくくなった。
「プラスチック、シリコンゴム」の寿命は2年 シリコンゴムは熱や油に弱く、匂いがつきやすいので使い方によっては、もっと寿命が短くなる事があるので気をつけましょう。 買い換えの目安:黒ずみが落ちなくなった、包丁が良く当たる部分だけがすり減った。
プラスチックの場合、歪(ひず)んでしまって、作業台に置くと「カタカタ」と安定しないときは手元も安定しないので怪我をすることがあります。
使用するのは避けたほうが良いですね。
まとめ
1.コンパクトより大きめサイズの「まな板」 !
毎日のように、まな板を使っていればわかりますが、まな板の使いやすさを追求するとコンパクトなサイズより大きめのサイズにたどり着きます。
まな板の上で切る食材には様々な種類がありますが、コンパクトなサイズだと、切るたびに、いちいちコッフェルや皿に移さなければいけませんね。
2.「まな板」の工夫された作りに注目!
「まな板」の工夫された作りには、ぜひ注目してもらいたいところです。 目立つところや細かい部分に工夫がされている「まな板」は豊富にあるので 「まな板」が持つ機能とキャンパーそれぞれのスタイルに合うまな板が見つかり、そうなればもう手放せなくなります。
3.「まな板」の材質を知ろう!
まな板には色々な材質があり、それを知るのは大切な事です。その性質を知れば自分の欲しい一品を見つけるのに役に立ちます。硬い物もあればやわらかい物もあり、重い物や軽い物そして収納のしやすさやメンテナンスのしやすさなどを知る事ができます。自分で使いやすく手を加えたいのなら加工しやすい木製を選ぶなど材質を知るのは大切なことです。
4.「まな板」のお手入れの方法と注意点
キャンプが終われば、一度使った「まな板」は必ずお手入れをして収納します、これをしないと菌が発生して食中毒の危険性が増えタイミングが悪いと命に係わる危険な事にもなりかねません。
材質に合わせたお手入れの方法をしないと最悪お気に入りの「まな板」が使い物にならなくなる可能性もあります。
5.まな板の寿命は?
普通に使用して、お手入れもキチンとした場合でも、まな板の寿命(じゅみょう)は当然材質によって違います、少々高価でもロングランコストでみると木製を選んだほうが良いのかそれともプラスチックなのか知っておくと便利ですね。
調理するための道具はやはり、使いやすい方がいいです。調理する段取りが早ければ味も見た目も満足できる食事ができます。良いまな板を使って、美味しい食事に役立ててください。